「かきたま汁」のよくある失敗を解決!簡単な作り方のコツを紹介【レシピ付き】

いつものスープに、溶きたまごを加えるだけで、栄養やメニューのバリエーションが豊富になる「かきたま汁」。絹のようなふわふわのたまごが一番の魅力です。しかし、自分で作ると、なぜか「汁が濁ってしまう」、「たまごがふわふわにならない」等の失敗はありませんか?この記事では、よくある失敗の原因と、失敗知らずのコツを紹介します。多彩な「かきたま汁」レシピで、食卓を彩りましょう。
〈目次〉
1. かきたま汁のよくある失敗とその原因
1-1. 汁がたまごで濁る
1-2. たまごがふわふわにならない
2. もう濁らない!ふわふわたまごのかきたま汁を作るコツ
2-1. 白身と黄身を均一にしっかり溶く
2-2. 汁の温度や火加減に気を付けよう
2-3. ふわふわになるたまごの入れ方
2-4. 片栗粉でとろみをつける
3. だしや味付けの違いで楽しめる、かきたま汁レシピ
3-1. 牛乳のたまごスープ
3-2. 酸辣湯スープ
3-3. ふんわりたまごスープ
3-4. たまごスープかけチャーハン
1. かきたま汁のよくある失敗とその原因

スープに溶きたまごを流し入れるだけ...一見簡単そうに思えて失敗も多い、かきたま汁。ここでは、よくある失敗とその原因を解説します。
1-1. 汁がたまごで濁る
かきたま汁の失敗で特に多いのは、汁全体が白く濁ってしまうこと。これは、投入した卵液が、火が通る前に汁に溶け込んでしまった状態です。その原因は主に4つ考えられます。
【汁がたまごで濁ってしまう原因】
①汁の温度が低い
②汁が激しく沸騰していて、たまごに火が通る前に汁とたまごが混ざってしまう
③たまごを一度に入れすぎて、汁の温度が下がってしまう
④すぐにかき混ぜてしまう(汁の温度も下がりやすくなる)
つまり、汁の温度不足で、たまごに火が通るのに時間がかかってしまったり、たまごが固まる前にかき混ぜられたりすると、汁が濁ってしまうのです。
1-2. たまごがふわふわにならない
かきたま汁の魅力は、なんといっても絹のようなふわふわ食感のたまご。しかし、なかなかふわふわにならず、たまごが塊になってしまったり、鍋底にこびりついてしまうのも、よくある失敗例です。
【たまごがふわふわにならない原因】
①卵液の溶き方が不十分(白身の塊が残っている)
②卵液を一度に入れすぎる
この場合は、たまごの溶き方と入れ方に注意するだけで、改善が期待できます。
これらの具体的な改善方法を、次からご紹介します。
2. もう濁らない!ふわふわたまごのかきたま汁を作るコツ

汁が濁らず、ふわふわのかきたま汁を作るには、卵液は、入れたそばから、鍋底につかない間にさっと固まって、羽衣状にふわふわと広がっていくことが理想。そのためには、以下のポイントを押さえましょう。
2-1. 白身と黄身を均一にしっかり溶く
白身が黄身と混ざらずに残っていると、汁に流し入れるとき、白身だけが一気に流れ込んでしまいがち。これでは、ふわふわになるどころか、白身の塊ができてしまったり、汁の温度が下がる原因にもなります。
たまごは、白身と黄身がなるべく均一になるよう、箸などでしっかり、切るように溶きましょう。フォークで溶くと、より効率的にたまごを均一に溶くことができますよ。
2-2. 汁の温度や火加減に気を付けよう
汁の温度は十分に高温を保ちながら、沸騰による不規則で激しい水流は避けたい...この加減が難しいところですが、以下の手順で作ってみましょう。
①一度しっかり沸騰させて、汁の温度を上げる
②沸騰の気泡が出ない程度まで火を弱めてから、たまごを流し込む(後述のたまごの入れ方にも注目)
こうすることで、激しい水流を防ぎつつ、しっかりと温度を保つことができます。
2-3. ふわふわになるたまごの入れ方
たまごを入れる際には、箸やおたまを使って、円を描くように汁を混ぜて渦を作り、細くゆっくり流し入れましょう。注ぎ口がついた容器や穴あきおたまを利用したり、箸に伝わせたりして入れるとスムーズです。
汁の渦を作るのは良いのですが、慌ててすぐにぐちゃぐちゃにかき混ぜるのはNG。流し入れたたまごが、羽衣のようにふわふわと固まり広がっていく様子を楽しみながら作ってみましょう。
2-4. 片栗粉でとろみをつける
ここまでに紹介した3つのポイントを押さえていれば、失敗はかなり少なくなります。しかし、片栗粉で汁にとろみをつけることで、「失敗知らず」と言っても過言ではないほどにレベルアップするでしょう。
片栗粉が作るとろみは、網目構造をしたでんぷんによるもの。その網目にたまごが引っ掛かり、急速に広がったり、沈んだりするのを防ぎます。
また、とろみのあるスープが冷めにくいのも、このでんぷんによる働き。かきたま汁を作る際にも、汁の温度が下がりにくいというのは大きなメリットですね。
【片栗粉でとろみをつける手順】
①汁3カップに対して、片栗粉小さじ1~3が目安
②水に溶いた片栗粉を、ダマにならないよう一度火を止めて、手早く混ぜながら加える
③再度加熱しながら、とろみがつくまで混ぜる
こうしてとろみがつき、しっかり沸いてからたまごを流しいれましょう。もったりとした餡までいかずとも、おたまでかき混ぜたときに、さらさらと流れるくらいのとろみ加減でも、しっかりと効果を発揮してくれますよ。
3. だしや味付けの違いで楽しめる、かきたま汁レシピ
良質なたんぱく質と、多彩な栄養素を含み、どんな味付けともけんかしないたまごは、脇役で"ちょい足し使い"をするのも、上手な取り入れ方です。かきたま汁は、そんな使い方にぴったりのメニュー。ここでは、いろいろなかきたま汁のレシピをご紹介します。
3-1. 牛乳のたまごスープ

やさしいミルク味のスープと、ふわふわたまごの相性が抜群のレシピ。汁の温度管理や、たまごの溶き方・入れ方のポイントを押さえて作ってみましょう。
【材料(2人分)】
牛乳・・・・・・・・・・・300ml
たまご・・・・・・・・・・2個
コンソメキューブ・・・・・1個
パセリ・こしょう・・・・・適量
3-2. 酸辣湯スープ

酸辣湯とは、お酢の酸味と、香辛料の辛味が効いた中国料理のスープ。香辛料の刺激と、マイルドなたまごの相性を楽しめるレシピです。
【材料(2人分)】
たまご・・・・・・・・・・1個
トマト・・・・・・・・・・1個
しめじ・・・・・・・・・・1/2株
鶏がらスープの素・・・・・大さじ1
水・・・・・・・・・・・・300ml
酢・・・・・・・・・・・・小さじ1
しょうゆ・ごま油・・・・・小さじ1ずつ
塩こしょう・・・・・・・・少々
ラー油・水溶き片栗粉・・・適量
3-3. ふんわりたまごスープ

溶きたまごにマヨネーズを混ぜることで、コクを加えるだけではなく、マヨネーズの油分が乳化し、たまごをふわふわにする効果が期待できる、技ありレシピです。
【材料(2人分)】
玉ねぎ・・・・・・・・1/2個
小ねぎ・・・・・・・・1本
たまご・・・・・・・・2個
顆粒コンソメ・・・・・小さじ2
塩・こしょう・・・・・少々
水・・・・・・・・・・400ml
マヨネーズ・・・・・・大さじ1
3-4. たまごスープかけ炒飯

冷凍炒飯を活用した、忙しい毎日にうれしいアレンジレシピ。
【材料(1人分)】
冷凍五目炒飯・・・・・・・250g
たまご・・・・・・・・・・1個
水・・・・・・・・・・・・200cc
ほんだし・・・・・・・・・小さじ1弱
料理酒・・・・・・・・・・小さじ1
生姜(チューブ)・・・・・1cm
水溶き片栗粉・・・・・・・水(大さじ1)に片栗粉(小さじ1/3)
ごま油・・・・・・・・・・適量
4. 失敗知らずのかきたま汁で、いつもの献立に変化を

いつものスープに溶きたまごを流し込むだけで、新しいメニューに大変身するかきたま汁。ちょっとしたポイントを押さえるだけで、失敗はぐっと減ります。栄養価もアップするので、ぜひ献立に取り入れてみましょう。